物理学、語学、文学、医学、体育(フラメンコ)……?
おとなになってからの勉強って、なんでこんなに楽しいんでしょうね^^
ギャルが企画した、ギャル参考書が、がっぽがっぽと売れている。
そんな噂をきいて、発売元の学研さんに取材に行ってまいりました。
ギャルではなく(それはそうだろう‥)、知的な美人編集者でありましたわ、編集者の藤井さん。
彼女が企画された「セシルマクビー」とのコラボ参考書。
表紙のオモテは十代の女子に人気の「ぼかしフラワー」柄。ウラは「ヒョウ」柄。です。
おばちゃん、一見、豪華なプリ帳かと思っちゃいました(・・)
8月半ばの発売以来、2か月で7万部に。11月末のいまはおそらく10万部に達したと思われ、学習参考書業界では、異例のヒットであるようです。
藤井さんは、大学4年生で受けた、就職試験のためのエントリーシートに、すでにこの「カワイイ参考書」アイデアを記入されていたそうです。
入社後すぐに、企画にGOサインを出した学研もふところ深いですし、コラボレーションを快諾したCECIL McBEEも、おもしろがりさんですね。
CECIL McBEEというと私のイメージでは2000年ごろの「109系コギャル」イメージで止まっていたけれど、今はゆるふわ…王道ガーリッシュなラインもふくみ幅広く展開されているとか。時代は変わるのね。
◆
「参考書とか、もっとカワイイやつがあったら、気分がアガって勉強できるのになー」
っていうのは、全国の女子が、たぶん1000年以上前から思っていたこと。
ふと、個人的に思うことには、
「かわいいもの」で身を固めれば勉強という悪鬼を制御し所有できるっっ
と思っていた十代と、勉強がただ楽しい今とでは、変わったような気がするけれど、(平たくいえば少しはまともな人間になった気がするけれど)
「もっと中身のある人間になれば、もっと人生がイケてくかもっっ」
なんて期待している意味では、結局、ある欲望が、べつの所有欲のフェーズに移行しただけなのかもしれないですね。
まあいっか^^人間だもの。
(c)2015 北日本新聞
↧
女子中学生が学校でドヤ顔になる参考書
↧