スタッフの青木ポンチです。
自分が40代だということに、いまだピンときません。
まわりの同世代を見ると、老眼や物忘れ、メタボ。子どもの教育費、住宅ローン、親の介護。
会社では何らかの役職に就き、独立起業する人も。いっぽう独身組や、自由人ふうの人もいる。
同じ教室で机を並べていた仲間も、「人生いろいろ」に移ろいでゆく。
人生80年とすると、折り返し地点。60歳を定年とすると、仕事人生も後半戦。
なのにその意識も責任感も薄く、僕はふわっとした「こどもおとな」の延長。
「四十にして惑わず」ではなく、「四十にしてさらに惑う」。
そんな僕に届いた新たな仕事が、「アラフォー社会人向けの、マナー・作法」に関するうんちく本でした。
こうした本を、「マニュアル本」「ハウツー本」として、一括りにし、あまり真面目に読んだことがありませんでしたが、
よく考えたら、わかったふうな気になっているだけで、ちゃんと学んでいないし、実は経験も乏しい。
「大人の男」の所作と作法(祥伝社黄金文庫)
かくして、1年のうち2日くらいしかスーツを着ない僕が、襟を正して取り組んでみました。
四十男が「へえ~、そうだったの」と気付かされたネタを、以下紹介します。
●お中元・お歳暮のお返しは不要、礼状のみでOK。一度始めたら毎年送るものだが、やめるならまずお中元から。
●生もの(生鮮食品)を贈る際は、「のし」はつけない。
●西洋料理・中国料理では、グラス以外の食器は持ち上げない。
●お茶・コーヒーに付属のティースプーン。使用前はカップの手前に、使用後はカップの向こう側に置く。
●ホームパーティーに招かれたら、時間前ではなく、時間ちょうど~5分遅れに訪問。
●ノック2回はトイレの時のみ。ほかは3回。
●あいさつをしながらおじぎをしない。あいさつを言い終わってから頭を下げる。
●握手は目上の人から。握った手は上下に揺すらない。
●手みやげは袋から出して手渡す。テーブルの上に置かない。
●座布団は足で踏まない、位置を動かさない。
こういったマナーや作法を声高に言うつもりはありませんが、今さらながら「知らないより知っておいたほうがマシ」と思うようになった四十路の冬でした。
来年は「フワクのワクワク」をテーマに、もっと貪欲に、エネルギッシュに生きよう。われながらフワッとした抱負だなー。
↧
【新刊です】男、四十にして礼節に気付く。
↧