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Channel: 読むクスリ、ときどきトマソン
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「料理本をつくる」という愛について

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北日本新聞に最新コラムを掲載していただきました。
(9日付)

$誰でもモテ文章が書ける! 現役コラムニストが贈る 物書き術1000-時代のエッジ14
(c)2012 北日本新聞
(拡大+拡大クリックで お読みになれます)

わらの本を2冊つくることになって、たくさんの料理本を見るうち、「料理本ウォッチ」そのものにはまって こんな記事を書きたくなりました。



その中でも「三ツ星 料理本ガイド」と呼びたいのがこれ。
著書は料理スタイリストの先駆者といわれる高橋みどりさん。講演会をききにいったら、料理本づくりのプロのしつこさに、ポンチと私は口があいてしまいました。

私の好きな料理の本/新潮社

¥1,890 ↑この地味なカバーをめくると、すごいことになっています。こんな本、つくってみてぇ~


かならず自分の好みにぴったり合う料理本が、素敵なレシピと共に、みつかります。
それらを著した料理人たちの愛やソウルも表現されていて、読むだけで舌がときめくのです。


私たちだってもちろん、「リネン布なんかに置いた皿を、真上からフカン撮る ほっこりアングルが今の女子ウケレシピ本の主流でしょ」…なんてことではなく、料理の個性や雰囲気をどうしたら表現できるか、 じゅうじゅう考えて撮影にのぞんだつもりです。

でも、この世にひとりしかいない船越料理人のソウルを、この本でしかない表現にするには。ということに努力がたりなかったとおもいました。

船越さんの料理なら、ジョーシキはずれに、コスモポリタンに、土の上に直接置いてもよかったかもしれない。たとえばそういうことです。

本を一冊つくること、本を一冊かくことは、こうしてまた一つ何かを知らない自分を知ることになるのですね
(*_*)


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