微熟女です。編集して再投稿です
これは↑むかし携帯ドラマ用に書いていたシナリオの、絵コンテです。わずか10~15分間シナリオですから、タッタカタッターとPCで書きあげる作家さんもいますが、私は頭が悪いので、人物とか周辺情報とかを書きこまないと、ドラマを動かせません。
これはフィクションの例ですが、ちょっとまとまった構成が要るものを書くときは、まず紙に下書きするのが習慣になってます。
ですが、リサーチしたら「何でも、いきなりPCで書いちゃう」方が多く、びっくりしました。
たしかに、SNSやブログ記事なんて、いちいち下書きしてられないですよね…。でも「文章がニガテでうまくなりたい」という方が、メルマガなどまとまった文書をつくるときは、ダンゼン紙の下書きをおすすめします。
↑これも、上記の作品の箱書き(あらすじ)ですが、思いついたことを消さないでドンドン書き込み、なるべく「発想」の痕跡をのこして置くようにします。
手書きであると、どんなに消しゴムで消しても、どこかに痕跡がのこります。
しかし、PC文書は「常に現段階において、ととのった文書が画面に表示」されます。
PC文書は、「削除」や「挿入」を重ねて、ドンドン上書きをしていくので、訂正した部分を二度と見ることができません。これは時に、私みたいなアホには致命的です。
三度、四度と訂正するうち、「やはり二度目に書いた、あの表現を採用しよう」と思い直しても、「どう書いたっけ…」
( ゚Д゚)。一度ケータイ履歴から抹消した男には連絡とれない 一度捨てた文章は復元できないのです。
しかし、紙に書いて、このように線で消し、上から横から、メモを書き足していけば、自分の思考パターンを振り返ることができます(笑)。これはある意味、ネタの宝庫でもあります。
…に比して、PC文書にはまだ落とし穴があります。
「上書きしているうちに、自分のその論に、自分が慣れきってしまうこと」
たとえば、
『ブログ文章=短文で書け、というセオリーは情報伝達の効果としてはいいけれど、
文章上達という側面でみると、多大なマイナス側面があるかも』と、私は考えています。
が、
この考えに自分で心酔してしまうと、最初は「かも?」クエスチョンをつけていたものが、いつしか脳内で「!!」と断定的になり、
『書き慣れない人が短文ばかり目指すと、思考までブツ切れになりがちだ!だから短文のブログ文章ばっかり書いてると文章がヘタになるのだ!』と、端的な思考になってきます。
これがノートに下書きしていたなら、「そうか、最初は語尾に“?”をつけて深慮してたんだっけ」とブレーキが働くことがある。
紙に書くことは、こうした思いやりの下書きをのこすことでもあり、やさしさや客観性を失わないメリットがあるのではないでしょうか^^
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モテ文章のキソ(2) PCで文章を書くキケン
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