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隠れ救世主スベリヒユがやってきた。

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高原の涼しさはどこぞ…と思う猛暑でしたが、空気は澄んで水はきよら、草花は光り、生きてる。暑さのピークは越えたみたい。

 


そんな安曇野にて、


私のうっかり発言で、地元の民を立ち上がらせてしまったよ・・・

 

というのは先日、何気なく投稿したんです。安曇野で探しても探しても見つからなかった「スベリヒユ」を東京で見つけたよと。

 

そうしたら、安曇野人のなにかを刺激してしまったようです。

「東京に生えてる草が、長野にねえわけ、ねえだろ」   



もうね、あちこちの民から連日スベリヒユが持ち込まれ、ミニ畑が、ヒユの乱。🌿🌿🌿



私が悪うございました。🙇

 


でもね、

抜いても抜いても減らん草として、みんなスベリヒユを憎んでいた中で、「そんな有効な草だったのか…」と、ほのかな愛が芽生えてきたようです。

 

そうなんです。これは野草界のスーパーフード、日本人を助ける救荒植物なのです。


 

豊富なビタミン、ミネラルはもとより、ねばねば成分のムチンたっぷり、植物界でNO.1量のオメガ3系脂肪酸、抗酸化成分であるグルタチオンもたっぷり。

 

オメガ3はプーファ化するとかしないとかいう論争も一蹴する、生きた美容オイルです。

質のいいたんぱく供給源でもあります。花も実も葉も茎も食べれます。

 

薬効にもすぐれている。中医学では「馬歯莧(バシケン)」という生薬にあたり「熱毒血痢」にはたらきます。

その強力な解毒作用や消炎作用から「天然の抗生物質」との異名があります。



この秋には、恐らく、ウイルス由来の熱性の胃腸炎も流行するんじゃないかと思いますが、こういうものを使いこなせると予防、予後が違うと思う。そして予算ゼロ円。


エネルギーの強い野草、急には食べられないだろうから、少しずつならしていくといいと思う。

 

肝心のお味は、ネバネバした食感やほのかな酸味がうまいと言いますが、

私のところに持ち込まれたヒユたちは、さらっとして、クセが少なく、肉厚でジューシー!

 

生食でわさびマヨネーズや味噌でいくらでも食べられます(でも食べすぎるとお腹がゆるむよ)。

検索すれば、サラダ🥗、炒め物🍳、お味噌汁🍜、天ぷら🍤と、いろんな調理法が載っていて楽しいです。

 


そしてフランス語、スペイン語、イタリア語だったかな、検索したらもっと驚きます。雑草として疎まれているのは現代日本だけじゃないかと思うくらい(ふるくは東北や沖縄で愛食されてきた)、紀元前から世界中で愛食される、古代野菜なんです。

 

つくづく、日本の伝承医学、和方、民間食事療法は消され、途絶えていることが多いなあ。

 

同じ雑草でも外国語では出てくる情報が、日本語では出てこないことがたくさんあるんです。

 

消されたものは、取り返して次に渡さんといかん。

おじい、おばあが生きてるうちに聞き出しとうよ。

 

火山帯、地震列島だからこそ土地エネルギーの高い草木鉱物、これが日本伝統の宝だ。無料だ。

 




この世に「雑草」はないのだなあ、知れば知るほど感心します。田舎にもソーラー発電所がガンガン増え、山林は禿げていきますが、野草と同期できる人が増えれば、土地ごとサバイバル率が上がりますよね。


こっちの雑草を刈ればあっちの雑草がはびこる。ぜんぶ必要な大地のルール。この匙加減の理解はAIにはむずかしいんじゃないかな。今どきの最新テクノロジーはこっちかもしれません。




都会の方も、スベリヒユを適当な鉢や茂みに植えてお日様に当ててみましょう。お世話はほとんど要らず、みるみる増殖することでしょう。

 ↑

この手入れの楽さがポイント。汗水たらして自給自足や農耕も尊いけれど、あまり向いてない人いるでしょ?

葉についた虫を見てるだけで3時間経っちゃう。私みたいな人。


スベリヒユは「C4植物」といって、特殊に進化した光合成方法で🌿、荒地でもふつうの植物より倍速で成長し、大量の動物の命を支えてきたスーパープランツ。

採ったそばから生えてきます。(増えすぎに注意!😱)

 

これ天給天足。



弱光下ではやや不利ですが、乾燥、高温、強光という条件では横綱クラスです。これから熱帯化、砂漠化する日本で重要な意味をもってくるかも知れません。




*ちなみに、毒草のコニシキソウと間違わないでね。わかりやすい見分け方を教えてくださる動画です。



 



さて。

 こちらは、みんな一日でいただいたもの。何日分の食糧になるでしょうか。

※「さしす梅」は、先日友人すーちゃんに戴いたのを漬け込んだやつです。うまーい。


立派な陶器のカメまでいただいたので、来年はたくさん漬けたい。私達おこぼれに預かってばかりです。世間では買い占めが続いてるって本当?


「お金」ってなんなんでしょう。経済はどうなるんでしょう。愛先生や、みつろうさんが、わかりやすい解説をしてくれています。

大西つねきさん✖️Toland以来の、経済から自由になる発想かもね。

 

 


ここでは、水はこんこん湧いているし、人々は優しいし、譲り合うし(長野県民はいつも順番を譲り合っている😮)、

醤油も味噌も梅干しも手作りだし、みんな自分の得意な雑貨をつくって人にあげて、あげるものがなかったら体を揉んで、揉んだらまた返ってくるし、野菜も生活用品もぐるぐる回って、物々交換なんて当たり前で、


縄文回帰とか言うけれど、安曇野の人はここに流れ着いた縄文時代からずっと縄文のまま、すでに2070年に行っちゃってるように見えます。




未来がきてる。私はそこにいませんが。


だから株が溶けても何が溶けても、びびる必要がない。

手に握ってる紙切れじゃ得られんものを作っとるから。


新NISAも新規の株買いもやばいよーとあれほどブログに書いたので、うちのお客さんは大丈夫!と思ってたら、

「実は……。溶かしました🫠」という方が何人かいらっしゃって、飛びました🤣 





手造り醤油をふるまいあう会。いい醤油は一瞬で血液になる気がする

 

これからどんなに世が荒れて、権利や自由や何かがたくさん消えても、天が変し地が異しても、ここにぼうぼう湧いてくる命は、そうそう止められません。解毒法もあるよ。

 


それは自分で探すものなんだ。情報空間にはねえ。そして直接手から手へ渡すのだ。






9月に井の頭公園でスベリヒユの譲渡会をやりますよ🤗


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