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集客しない集客法。末期ガンになったとき私が遺したかったもの。

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先日、Xmasイブも粛々と仕事をしていたら、施術のクライアントさんから贈り物がありました。


開けてびっくり。大好きなchokorekoのビターチョコレート、稀少なお塩が。幸福な夜になりました。

 



でも、「こんなの召し上がらないかもしれませんが…」なんて、おずおず差し入れてくださったジャンクなお菓子たちも、愛しくてしかたがなかったです。キュンキュンしながら戴きました。

 

こちらは、「いつも良い商品を販売してくれてありがとう」と、送られてきた手づくりハンドメイドフラワー。

物を売って感謝されるということに、何年経っても慣れないんですが、運動会でがんばった日のお花を思い出します。


SDGsマークもびっくりやで。

 


勲章といえば。先日、「コロナ時代の成功店(仮)」というテーマで取材したいという、メディアからのオファーを戴いたのですが、お断わりしました。

 

なぜなら、テーマが「古いっ」。
と思ったこともありますが(ごめんなさい)、オープン5年目にはいった「ちい恋良品」。うちの商品たちの利益率の低さったら、凄いことになっているのよ。成功店が聞いたらびっくりしますよ。

 

たまにプロのコンサルの知人などに状況を話すと「ええー?」とびっくりされ、「せめて原価率を半分にしなくては続かないよ」などと言われます。うるさいからコンサルさんを入れたことがありませんもぐもぐ

 

でも、なぜかちゃんと回っているのよね…。

「顧客のわくわくで回っているからです♥」とか、スピなことを言いたい気がしますが、そういうのじゃなく、どなたにも使ってもらえる共有・再現性のあることはあるはずで、それはいつかまとめてみたい。

 

先日、私の所属している、ある療法の本部から、「あなたの集客の工夫を皆にシェアしましょうキャンペーン」的なお知らせがきていました。しばらくすると「集客の失敗談でもいいです」という追加募集が来たので、「あらま」と思って、ちょっと考えてみました。

 

逆やわ…。

 

私は「客」を「集」めるというワードやハウツーや人を見たらなるべく逃げることにしています。同業者、類似店や業界の動向も、気にしない。興味がなくなってしまいました。

30代までは、興味やライバル心はたくさんあった気がします。


これからは、執着心や欲の少ない分野、段階、時期で開業すること、「数量をほしがらないこと」というのが生き抜くコツであるような気がします。

 

末期ガンになったとき、私が最後に遺したかったものは「風」でした。

逆にいえば、風に乗るみたいな生き方ができるな、と思えたときに、はじめて施術屋を開業した。だから、質量のあるものは要らないのです。

 

いいと思ったモノ、コト、ヒトは、やたら人に勧めたくなってしまう性質なのでブログ記事を書き、結果的にそれが人が来てくれる要因になっていると思います。
でも私には1円も入らない記事が大半。記事を読むなやいなや、巨大モールに飛んでっちゃう方が多い。でもそれでいい、それがいい。

 

「それでいい」という様子を見てくれる、マニアックな人が来るからかなと、ふと、施術のご感想を読み返して思いました。



 

うちは施術後に熱いメッセージをくれる方が多くて、時々スクリーンショットさせていただきます。

 

中には褒めちぎりすぎの内容もあって、そういうのをスクショする自惚れぶりはどうかと思うんですが、一生に一度の縁起ものだから許しておくれ。

 

読み返すと、傾向はあると思います。

「プレゼント(米とか(笑))をよくあげているな」とか、「トークを密にしているな」とか。

 

本当に深いやりとりは記事では挙げられないけれど、初対面でも、生まれそだちの環境からご先祖のこと、恋愛遍歴、性癖まで伺うから、どうしても密・密になります。そして部活っぽい。

 

 

 




先日は、クライアントさんから贈って戴いたパリピっぽいナプキンもって、友人Yさん宅……こちらもCSのクライアントさんだった……に押しかけて、出張施術(※)をした後オーガニックなカレーをごちそうになりました。

 

※「出張代は要らないので名所史跡の近くに行きたい」と書いたら、「うちのそばにはそういう名所がないから…」とおっしゃる方がいますが、地元の人しか知らないような、小さな超マニアックな神社とかお池とかでいいのです。そういうローカルスポットがいいのです!

 

IT系のエンジニアだった彼女は、会社をお辞めになって、フリーランスのエンジニアとして働くことになり、これから、念願の本格カレー屋さんも始めたいことで、研究に余念がない。

なんですかその理想的なワークスタイルは~! と言うと、「思ったことって、人は、みんな叶うんですよねえ!」。

 

ですよね! 

 

「とよふくさんの眼鏡をかけたころから、必要なことがうまく眼に入って、カンが良くなって、願いが実現するようになった気がします。最初は、眼鏡どうこうじゃなく、サヤカさんだからじゃない? って思ってたんですが、こういうことなんですね」

 

ですです。その人らしい視覚を取り戻せば、その人らしい脳ができて、考えることは悉く実現するのではないかと。


「目をよくする」のではなく「脳をよくする」こと。とよふくさんは、最近では「その人の眠っている遺伝子をオンにする」ことを意識し、眼鏡をつくってらっしゃるそうです。

 

私がとよふくさんの本を書いたことで、眼鏡を宣伝すればメリットがあるのではと思われるかもしれませんが、安心してください。1円たりとも私には入りません。
 

とよふくさん(←私はこのライターさんの記事が、とよふくさんに飛んでいく決め手になりました)でなくてもいい、「認定眼鏡士」のいる店で、だまされたと思ってとびきりいい眼鏡をつくってみてください。

 

クライアントYさんのように、良いツールを手にして夢を実現していく人を見るのは、自分のどんな夢がかなうより小気味いい気がするんです。ボタンは、かけ違わなくなれば、どこまでも噛み合っていく。そのためのボタン糸や針をシェアできるならしたい! 

 

これは何欲って言うんだろう。けっこう、集客欲よりエロい、欲望なのかもしれません。

 



シェアしてくれた自作のカレーレシピ…を見る目がもはや物理研究者。

ご馳走になった私たち、翌日のデトックスが完璧でした。

すごいカレー屋さんができそうです。

 

 


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