スタッフの青木ポンチです。
ロンドンを旅した際に、ヨーロッパにはカフェ文化が根付いているなーと実感しました。
おしゃれなカフェが多いだけでなく、立場や関係性を問わず、人々が好き好きに思い思いに話している。日本のように、居場所が「仕事か家庭か」に偏らず、第三の場所で「語るために語っている」よう。
男も女も年配者も若者も、ただ仲間と騒ぐ、酔っぱらってくだを巻く、わけでなく、なごやかにロジカルに語らっている感じ。街のそこかしこで「ゼミ」が開かれているようでした。
こういう感じは日本にはないのかな? と思っていたら、こういうものがありました。
◆「哲学カフェ」
小さな談話室Sでも、9月に哲学者の寺田俊郎先生をおまねきし(※哲学カフェでは「先生」ではない、ファシリテーターの“寺田さん”です)、「働くということ」をテーマに開催しました。
【前回の感想】
「ふだん考えることがあまりないので、久しぶりに考えることができ楽しかった」(40代男性)
「世の中には本当に話したい人が多いのだと感じた」(30代女性)
「ものすごくたくさんのワードや考えに触れることができて、自分だけの世界から多視化ができて、エキサイティングだった」(40代男性)
「哲学カフェ」での話し合いは、ノールールではなく、3つの肝があります。
●「人の話は、最後まで聞く」
●「なにかの引用ではなく、なるべく自分の言葉で語る」
●「話し合ううちに、自分の考えが変わってもかまわない とする」
以上のベースさえ頭に置いておれば、テーマについて何を語ってもいい、2時間にわたる「言論の自由空間」です。主催側に特定の思想・主張もありません。自己紹介も、してもいいし、しなくてもいいです。
ファシリテーター(司会ではなく、聞き役です)が一人ひとりの声を聞いて、話の流れを舵取りしますので、はじめての方でも心配はありません。
第2弾は、「文明は発展すべき?」をテーマにさせていただきました。たとえば僕はこんなことを考えました。
「21世紀の日本では、文明は行き着いたのではないか。これ以上、発展する必要はあるのか?」
「発展をやめたあと、文明はどうなるのか?」
「そもそも、人間だけが文明を持つのか?」
「いや、そもそも『文明が発展すべきか』」というテーマ設定に、バイアスがかかっていないか」
「文明の発展にゴールはないのではないか」
エネルギー問題を考える方もいるでしょうし、歴史について触れる方もいるでしょう。自分の考えとはまったく別の文明論に触れてみたいです。
【イベント概要】
●日時:11月28日(金) 19:30~(開場19:00) ※2時間程度
●会場:小さな談話室S(渋谷区西原3-18-5-303/代々木上原駅北口2より徒歩30秒)
●進行役:寺田俊郎(カフェフィロ)
●参加費:1000円(当日会場払い/ドリンク代別途 自由注文)
●参加申込・問合せ
お名前、メールアドレスを明記のうえ、以下のあて先までメールにてお申し込みください(11/26水まで)。
tar@studiopocket.com
TEL 090-1997-8935(スタジオポケット・青木)
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【11/28】哲学カフェひらきます【文明は発展すべきか?】年齢、肩書、常識free.
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