微熟女です。
皆さまあけましておめでとうございます。
いろいろありました昨年、なんだかパーンと賀状を新調する気分になれず、昨年とわずかに色違いバージョンにしました。
災禍のあった方もなかった方も、今日は美味しいお雑煮を召しあがれますように。
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元旦まで持ち越した残業は脇において…;
昨夜はフルスロットルで年越し蕎麦、雑煮だし、煮物をととのえました。
超特急制作もかかわらず、こちらの断食道場で教わったとおり「にんじんさん、しいたけさん、れんこんさん、ありがとうありがとう…」と一発入魂 & 大感謝 & 今ここ精神でつくったら、びっくり。近年になく美味しくできちゃったよ。
家人も、「君もやればできるのさ」とドヤ顔。こういうおまじないって、阿呆と思わずやってみるものですね。
うるしのおわんで食べたいよー
…良くしあがったのは、上の断食道場(岡山)から取り寄せたこんにゃく、「酵素蜜」など、素材マジックもあったかもしれません^^
※酵素蜜を煮物にいれると、べっこう飴にも似た、まったりとゆかしい味わいが加わり。一気にプロっぽい味になります。鳥だしとは特に相性がよいです。
※こんにゃくとしいたけは、故郷の友人(新潟赴任中)が送ってくれる「かんずり」(発酵とうがらし)を使って煮込みます。
ピリ辛などというC調な言葉では言い表せない、ジーンと品のよい辛さにしあがります^^
※すべて統一規格で煮るとワンパターンなので、れんこん&ゴボウ&まいたけ煮は別の味つけに。
実家の母のように、一品ずつ別々の鍋で煮る暇……いえ、手間はかけられズ;
※母が送ってくれる「こぶじめ」がおせちがわりです。文字通り、昆布で山菜、玉ねぎ、さす、かじきなどを〆たもの(昆布のあいだに挟む)です。
富山県民は大好物のコレですが、今まで、東京でふるまった友人は(地方出身もふくめて)みんなビミョーーな顔をします。ねばーっと引く糸がダメ? うまいがにねー
なんて、ウンチクをたれながら、これ……どうしましょう。
「書き上がるまで初詣に行ってはならぬ」と自分にかけたプレッシャーが重すぎて、包装をとく手が、あそんでしまいます。
松の内も明けそうな頃、ひょっこりこんなものが届く皆さま…
ああ、あいつのことだからなあと、生あたたかい目で見ていただければ幸いです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
【さらに楽しまれたい方は、押してくれたら1杯】
おごるかも
編集・ライター・書店員
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口福な元旦からひとつ
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