スタッフの青木ポンチです。
10年前、『凶気の桜』という日本映画が公開されました。渋谷を舞台に、右翼の青年たちがヤクザの抗争に巻き込まれていく、というヤバげな作品です。
主人公の右翼青年を演じていたのが、窪塚洋介。
その仲間が、須藤元気。
凶気を体現し、見ている者を不安に陥れた二人。あれから10年、僕はいまだ二人に惹きつけられて、やみません。
須藤サンは、格闘家時代からずっと追いかけてきました。トップを張っていた20代、格闘技ブームが陰る前にパッと引退。
その後、書籍執筆や社会活動と同時に、パフォーマンスユニット「WORLD ORDER」で活動。先日の『金スマ』にも出演されましたが、人知を超えたムーブで世界中をあっと言わせています。
WORLD ORDERの最新PV。ロボットダンサーinホストクラブという新境地!
「マルチタレント」の呼称がピッタリの須藤サン。
20代は格闘家、30代は社会活動家&パフォーマーと、10年単位で大きな役割をシフトさせている気がします。40代からは、いよいよ政界進出でしょうか。
いっぽう窪塚サン。人気絶頂期に、ご存知の「マンション転落事件」があり、しばし休養。復帰後はテレビからは遠ざかるも、映画や舞台を中心に活動。DJとして音楽活動にも取り組むなど、こちらもマルチな活躍です。
【提供】サンクチュアリ出版
彼の頭の中はどうなっているのか、たいへん興味がありました。サンクチュアリ出版から刊行された語録集『放尿』は、彼の脳みそ そのままのようなトリップ感あふれる内容で、まさに「読むドラッグ」。わけの分からなさは深まるばかりです。
↓来世でも迎え行くから。
もう十年以上「天」を疑ったことないもんね
オリハルコンである「自分」を甘くみないほうがいい。
(『放尿』より)
運命の映画から10年。その歳月は、二人を予想もしないステージへと導きました。共通するのは、「自分の思うがまま、転がり続けること」。これから先10年も、二人ををウォッチし続けたいと思います。
正直、万人向けの映画ではありません
【さらに楽しまれたい方は、押してくれたら1杯】
おごるかも
編集・ライター・書店員
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須藤元気と窪塚洋介の狂い咲き人生
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