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ドキッ☆悶絶タイトルだらけの夏映画まつり

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スタッフの青木ポンチです。

微熟女や編集者が、本のタイトルやコピーを考えるのが面倒くさいときに限って「コピーの妙手」ともちあげられる私…が贈る【コピーのヒント】vol.11です。

今回は「夏休み映画のタイトル」をウォッチしてみました。

『アメイジング スパイダーマン』
『ダークナイト ライジング』
『アベンジャーズ』
(8/17公開)

…決してアメコミ映画も嫌いじゃないですよ。ただ、ここまでアメコミヒーローもの(しかも続編もの)ばかりだと、「やっぱりアメリカ人って単細胞なのかしら?」という思いを禁じえません。

とはいえ、日本を見渡しても
『BRAVE HEARTS 海猿』
『踊る大捜査線 THE FINAL』
(9/7公開)

…テレビ局と代理店の香りが漂う作品ばかりですから、大差はありませんね。タイトル的にも「シリーズ名+英文」という黄金パターンで、目新しさは感じられません。


でも、単館系はひと味違います。そして、タイトル的にもグッとくる作品が多いです。

夏映画の「このタイトルがすごい!」ベスト3。

3)『モンサントの不自然な食べもの』(9/1~渋谷アップリンクほか公開)
語感的に『博士の異常な愛情』を彷彿させますね。「不自然」「不機嫌」「不都合」といったネガティブワードを絡ませると、タイトルの魅力が5割増しになるので、不思議なものです。
遺伝子組み換え作物の世界シェア90%を誇る巨大企業「モンサント」の実態を暴く、TPP問題を考える上でも注目のドキュメンタリーです。




2)『ローマ法王の休日』(新宿武蔵野館ほか公開中)
説明不要、ですね。この邦題を思い付いた時点で、作品はほぼ成功。ズバリ、ローマ法王が駄々をこねてローマの街に逃げ出すというほのぼのムービーです。




1)『眠れぬ夜の仕事図鑑』(シアター・イメージフォーラムで公開中)
「眠れぬ夜の…」というタイトルを見ただけで、悶々として夜も眠れなくなってしまうのは僕だけでしょうか? しかも「仕事図鑑」って、ビジネスパーソンが見ざるを得ない吸引力の塊のようなタイトルです。
ヨーロッパ10カ国で、警備員や清掃人、風俗嬢、DJなど「夜に活動する人々」の生態を切り取ったドキュメンタリーというのですから、期待が高まります。





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おごるかも
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