スタッフの青木ポンチです。
参議院議員・川田龍平さん(みんなの党)。
15 years ago…
now!
僕の記憶は、かつての「薬害エイズ訴訟」原告団の少年のイメージで止まっていたのですが、いつの間にか立派なオッサン…もとい、国会議員になられていました。
かつて、川田さんは「弱者代表」でした。でも、弱者的立場の人が攻勢に転じると、強い。乙武匡洋さんを見ていても、つくづくそう思います。
薬害エイズ訴訟で和解→参議院議員に一発当選→ジャーナリストの堤未果さんと結婚…もともと「巨大な不幸」を背負ったゆえの反動か、とてつもない幸運をつかみ取る力が備わっているように思えてなりません。
これも乙武さんと共通なのは、有名になることで浴びせられる誹謗中傷をも、みずからのエネルギーに転換して見える点、でしょうか。
原発関連のイベントで川田さんをお見かけした瞬間から片思い。気が付けば彼主宰の「いのちを守る会」に入会してしまいました。
その会が主催するイベントがあるというではないですか。
ゲストは…黒柳徹子さん!
55 years ago…
now!
徹子さんと言えば、僕が「死ぬまでにお会いしたい三人」「国民栄誉賞を捧げたい三人」の筆頭(二番手は水木しげるさん)。イベントに行かない理由が見つかりません。
当日…玉ねぎヘアの徹子さんは、僕が体感した限り、故・鈴木その子さん、美輪明宏さんらに匹敵する、規格外の芸能オーラを放たれていました。
「すさまじかったのはボスニア・ヘルツェゴビナの内戦ね。ロケバスが乗っ取られそうになったり、私たちの命も危なかったくらい。『黒柳徹子はスパイなんじゃないか』って言われたことがあって。実家の母にも電話があったらしいんだけど『あの子はそうかもしれません』ですって」
…というように、シリアスとギャグが地続き。
世界の貧困国のエピソードを語る徹子さんに、川田さんが「今までは自分とは関係ない、遠い国の出来事のように感じてましたが、3.11後は、日本そのものがそういう状況にある危機感を覚えました」と話をわが国に引き寄せると、
「でも日本はまだまだ恵まれている上位5%の国。水がなく明日も生きられない子供たちが世界中にはたくさんいますから」と、持論を曲げないあたりもシビレるかぎり。
ユニセフ親善大使として、ハイチやスーダンなど最貧国を訪ね歩いてきた徹子さん。話の内容も必聴ものですが、そのフリージャズのような自由奔放なしゃべりのスタイルこそ、徹子話芸の真骨頂と感服しました。
徹子さん、いつまでも愉しませてください。
川田さん、これからも国政の舞台で暴れ回ってください。
応援します。
淡々と議員の舞台裏を暴露している『誰も書けなかった国会議員の話』
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おごるかも
編集・ライター・書店員
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トットちゃん×川田龍平くんのシリアス漫談
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